グリーンIT、環境適応車、カーボンオフセットなど
省エネ、地球温暖化防止に関する難しい言葉が最近増えています。
そういった難しいエコ用語を分かりやすくがモットーです。

エコライフ
エコ

エネルギー:原子力発電と核兵器

省エネ快適エコライフです。
こんにちは。

政府は、民間企業と共同で
使用済み核燃料を今よりも40%少なくして
発電能力も高い環境に配慮する
次世代原子炉を開発するようです。

開発費は、官民折半で600億円。
2025年の実用化を目指します。

参加する民間企業
東芝や東京電力・三菱重工業・日立製作所など。

原子炉:軽水炉型。

発電能力:180万キロワット(従来比1.3〜1.6倍)

原子炉の寿命:80年(従来比1.3〜2.0倍)

ウラン使用料:従来より10%少ない

使用済み核燃料の量:従来より30〜40%少ない

日本には、現在55基の原子力発電が稼動していますが
2010年〜2030年の間に約20基の立て替えの必要があります。

国内電力の約30%を賄う原発ですが
安全性、廃棄物など色々な問題を抱えています。
二酸化炭素を排出しないとはいえ
今回の地震のように常にリスクを抱えてるわけです。

いくら安全だと言っても
そう簡単に信用できるものではありません。

耐震などの安全確認に、1年以上かかる可能性もあるようですが
徹底的にやって欲しいです。

これから電力消費もピークを迎え
大変な時期とは思いますが。

原子力市民年鑑(2006)
やっぱり原子力
「青森・東通」と原子力との共栄





省エネ快適エコライフ

省エネ快適エコライフです。
こんにちは。

米国の原子力発電についてです。

ブッシュ米大統領は、原子力発電を拡大するためアメリカ国内で
最大30基の原子炉の新設が見込まれると表明しました。

1979年のスリーマイル島の原発事故以来、凍結してきた建設ですが
原子力政策を転換するわけですね。

30基といえば、日本で運転中の原子炉34基と同じくらいの水準です。
現状の米国の原子炉は、104基。


そういう流れの中で、東芝は米電力大手NRGエナジーから
原子力発電所の受注が内定しました。
総事業費は約6000億円といいます。

東芝が受注・内定したのは、テキサス州ヒューストン市近郊に新設する
改良型の沸騰水型軽水炉(BWR、出力135万キロワット)2基。

今後、世界的に原子炉建設は進んでいくのでしょうか?



省エネ快適エコライフ
省エネ快適エコライフです。
こんにちは。


地球温暖化から原子力発電が注目されています。
今、世界ではどれくらいの原発が稼動しているのでしょう。
ちょうど、新聞に原子力産業協会の調べ
ということで記事が出ていました。

それによると

出力順

1、アメリカ・稼働中の原発・・・103
2、フランス・稼働中の原発・・・59・・・・・・計画1
3、日本・稼働中の原発・・・・・55・建設中3・計画11
4、ロシア・稼働中の原発・・・・27・建設中4・計画5
5、ドイツ・稼働中の原発・・・・17
6、韓国・稼働中の原発・・・・・20・建設中4・計画4
7、カナダ・稼働中の原発・・・・18
8、ウクライナ・稼働中の原発・・15・建設中2
9、イギリス・稼働中の原発・・・19
10、スウェーデン・稼働中の原発・10
11、スペイン・稼働中の原発・・・8
12、中国・稼働中の原発・・・・・9・・建設中4・計画6
13、ベルギー・稼働中の原発・・・7
14、台湾・稼働中の原発・・・・・6・・建設中2
15、チェコ・稼働中の原発・・・・6
16、スイス・稼働中の原発・・・・5
17、インド・稼働中の原発・・・・15・建設中8

新興国を中心にして原子力発電の新規建設が
目に付きます。


原子力立国計画日本の選択



省エネ快適エコライフ
イランのアハマディネジャド大統領は、
『国連決議は「紙くず」だ』とし、
ウラン濃縮作業を加速する方針を示した。

これは、年末のニュースです。

そもそも、イランの核開発疑惑が起きたのは
2002年8月でした。
イランの反体制組織が
『国内にウラン濃縮の秘密の核関連施設がある』と
暴露したことからです。

2003年02月:IAEA(国際原子力機構)による査察
         施設から高濃度ウラン検出し、疑惑深まる。

2003年10月:英独仏外相テヘラン訪問
         イランはウラン濃縮計画一時停止

2004年07月:ウラン濃縮に使う遠心分離機の組み立て再開

2004年09月:IAEA(国際原子力機構)イランに非難決議採択
         11月までにウラン濃縮活動停止を求める

2004年11月:ウラン濃縮活動の停止合意

2005年08月:イラン、アハマディネジャド大統領就任
         保守強硬派の大統領で、核開発の推進主張

2005年08月:英独仏による包括提案
         軽水炉建設支援などを提案するも、イラン拒否

2005年08月:ウラン転換作業再開

2005年08月:IAEA(国際原子力機構)イランに非難決議採択


ざっと年表形式で振り返ってみました。
次回は、核開発の背景にあるものを考えていきたいと思います。

省エネ快適エコライフ
核兵器と原子力発電についてその3です。

ウラン235とプルトニウム239に中性子をあてると
原子核が2つに分裂して膨大なエネルギーを放出します。
そのエネルギーを利用したのが原子力発電であり、核兵器です。

原子力発電は、その核分裂反応をゆっくりとし発電に利用します。
一方核兵器は、物凄く短時間に連鎖的な核分裂反応を起こし
大量の熱や爆風を起こします。
使い方によって、全然違うものになるんです。

核兵器の製造は、大きく分けて2つの方法があります。
ウラン型核爆弾とプルトニウム型核爆弾と。

ウラン型核爆弾
天然ウランの大部分が核分裂しにくいウラン238です。
核分裂しやすいウラン235は全体の0・7%しかすぎません。

核兵器として使うには、濃縮して純度を95%程度に高める必要があります。
核爆弾1発あたりでは、13〜15キログラムの高濃縮ウランが必要。

ではどのようにして高濃縮のウランを得るかというと
143個の中性子を持つウラン235と146個の中性子を持つウラン238は、
中性子3個分のわずかな質量差によって区別することができます。
化学的性質等にほとんど差はありません。
そこで、ガス拡散法や遠心分離法といった質量差を利用した同位体分離技術が
一般に用いられています。

しかし実際には技術的に極めて難しく、そして大量のエネルギーが必要です。
軍事的密接にもからんでいるので、各国において重要機密事項になっています。

少し話がそれますが、今日の新聞に
「イラン大統領、核開発継続を強調、IAEAの視察制限示唆
イラン制裁22日採択へ 安保理、実効性に疑問も」という記事が出ていましたので
次回は、「イラン核開発問題」について考えてみたいと思います。

省エネ快適エコライフ
前回に引き続く、核兵器と原子力発電所についてです。

原子力発電の仕組みでも書きましたがウランには、
143個の中性子を持つウラン235と146個の中性子を持つウラン238の
2種類のウラン存在します。
その天然ウランの大部分が燃えにくい(核分裂しにくい)ウラン238です。
燃える(核分裂しやすい)ウラン235は全体の0・7%しかありません。

そしてこのウラン235とプルトニウム239に中性子をあてると
原子核が2つに分裂して膨大なエネルギーを放出します。
そのエネルギーを利用したのが原子力発電であり、核兵器です。

プルトニウム239について
プルトニウム239は、どのように作られるかというと
原子炉の中では、ウラン235に中性子が衝突することにより核分裂します。
一方のウラン238では、衝突した中性子はほとんど核分裂を起こさないで
吸収されてしまいます。

中性子を吸収したウラン238は、ウラン239になります。
このウラン239は、ベータ(β)線を放出しながら
→ネプツニウム239→プルトニウム239へと変化していきます。

そしてその過程は短時間で進行するので
ふつうはウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239になると
説明されています。

核兵器の基礎的な知識その1

省エネ快適エコライフ

ブログランキングに参加しています。

2006年12月18日。
北京で約1年1ヶ月ぶりに北朝鮮の問題をめぐる6カ国協議が行われました。
10月の北朝鮮の実験後初めてです。

北朝鮮が実験をした時に海外のメディアは、
日本も武装するのではないかと一部報じました。
その根拠となるのが、安倍首相が憲法改正に意欲的なこと。
そして、日本が非核兵器保有国として最大の原子力発電稼動国であること。
つまり、大量のプルトニウムを保有していて
その保有量は、国内6トン、国外38トンです。

今、クリーンなエネルギーとして原子力発電が注目されています。
放射性物質のゴミ出す原子力発電が、クリーンとは言いがたいのですが・・・
東芝が米WH(ウエスチングハウス)を買収し、
日立製作所が米GE(ゼネラル・エレトリック)と実質統合しました。
と、原子力発電業界は動きが活発です。

原子力発電核兵器の関係など次回考えてみたいと思います。

ブログランキングに参加しています。

省エネ快適エコライフ
●カテゴリー●
エコライフ
省エネエコライフ
●リンク集●