省エネ、地球温暖化防止に関する難しい言葉が最近増えています。
そういった難しいエコ用語を分かりやすくがモットーです。
地球温暖化:電気、電力
こんなキャッチコピーで
日経新聞に、2面ぶち抜きの広告が載っていました。
広告主は、東芝です。
商品は、「LED電球・一般電球形4.3W」
このLED電球、何がエコで省エネなのか?
まず、LED電球は、消費電力が一般白熱電球の約8分の1。
電球40W形相当に置き換えられる明るさを、消費電力4.3Wで実現。
寿命は、一般電球の約40倍の40,000時間。
電球形蛍光ランプと比較しても約7倍。
このように謳っています。
確かに、省エネです。
省エネなのはいいのですが
税込みで10,500円というのは、
やっぱり高い。
ちょっと使ってみよう、という金額ではないです。
使うにしても、もう少し値段が安くなってからでしょうね。
このLED電球、東芝・一般電球形4.3Wは
3月の3日から6日まで、東京ビッグサイトで開催されている
ライティング・フェア2009に、出展しているようです。
気になる方は、実物を見られては?
3月の18日発売予定。
二酸化炭素(co2)の排出量削減が進められています。
電力会社では、電力を作る際に
二酸化炭素(co2)が多量に排出され
日々削減に向けて、いろいろと開発・研究が
行われています。
中でも、石炭火力発電。
石炭は、埋蔵量も多く、しかも発電コストが安いので
中国などを中心に、石炭火力発電は増加しています。
その石炭火力発電の発電メカニズムは
石炭を燃やして、蒸気を作り
出来た蒸気で蒸気タービンを回し
電気を作っています。
ただ、石炭火力発電の発電時に
発生する二酸化炭素(co2)は
天然ガス発電の約2倍といわれ
二酸化炭素(co2)の排出量が多いです。
そういう中、日立製作所・東芝・三菱重工業などのメーカーが
石炭火力発電に使う蒸気タービン用の
新しい耐熱合金を開発したというニュース。
この新しい耐熱合金の蒸気タービンを使えば
発電時の二酸化炭素(co2)の排出量が
約20%削減できるそうなんです。
日立製作所が開発した耐熱合金は、ニッケルと鉄の合金で
摂氏700℃の蒸気に耐えうるといいます。
今、運転中の蒸気タービンは摂氏600℃ですから
100℃上がるわけです。
で、700℃に耐える蒸気タービンを使うとどうなるか?
蒸気タービンが生み出すエネルギーが大きくなって
作られる電力が多くなるそうです。
具体的な原理については、ちょっと分からないのですが・・・
ほんとうに、いろんな技術開発が進んでいます。
この技術も、今後、普及していくことでしょうね。
実用化は2020年だそうです。
火力発電は、化石燃料(石油、石炭、ガスなど)を燃やし
熱エネルギーを得ます。
この熱エネルギーを使って水を沸かし
その蒸気の力でタービンを回し電気を発生させるんです。
一方原子力発電ですが、化石燃料ではなくウランを燃焼させ
熱エネルギーを得ます。
そして同じように、この熱エネルギーで水を沸かし
その蒸気の力でタービンを回し電気をおこすんです。
ウランを燃焼させるというのは
マッチで火をつけて燃やすわけではありません。
ウランを核分裂させ、その核分裂の時に
発生する熱エネルギーを利用するのです。
このウランを燃やす機械を原子炉といいます。
日本の原子力発電所で使っている原子炉は、軽水炉です。
次にその核分裂の話。
物質は、原子核と電子で出来ています。
電子は、原子核の周りを取り囲むように存在します。
この原子核が、2つ以上の原子核に割れる、裂ける、ちぎれる・・・
どう表現するのでしょう?
そう分裂ですね。
それを核分裂といいます。
何故?核分裂はウランでないといけないのでしょう?
元素は、92種類もあるのに。
それは、単純に分裂しやすいということらしいです。
そのウランも色々あります。
分裂しやすいウランと、分裂しにくいウランが・・・
核分裂しやすいウランがウラン235で
核分裂しにくいウランがウラン238。
ウランは原子核に92個の陽子を持っています。
でも、中性子は142、143、146個の3種類存在します。
143個中性子を持つウランがウラン235で
146個中性子を持つウランをウラン238といいます。
このように陽子の数が同じでも
中性子の数が違う元素を同位元素(アイソトープ)と呼びます。
ウラン235は、自然界において天然ウランの0.7%しかなく
極めて少ないのです。
このウラン235に中性子をぶつけると、核分裂します。
その発生の時に、2,3個の新たな中性子が発生。
その中性子を別のウラン235に、ドミノ倒しのように続けていくわけです。
それが途切れることなくうまくやる装置が原子炉というわけ。
原子力発電所では、燃えカスの使用済み核燃料が問題になっています。
原子力発電の核燃料サイクル事業については、またこの次に。
省エネ快適エコライフ
こんにちは。
経済産業省の外郭団体である新エネルギー財団は、
新型の家庭用燃料電池の実証実験を行うようです。
発電効率は、今までの家庭用燃料電池に比べて
25%高められるといいます。
新型の家庭用燃料電池は「固体酸化物型」で
発電部分にセラミックス系材料を使うようです。
従来は、樹脂材料使用の「固定高分子型」が主流で
累計で約1300台が設置されました。
燃料には都市ガスを使うタイプ、灯油や液化石油ガス(LPG)を使うタイプがあり
都市ガスを使うタイプ・・・・・・京セラとTOTO
灯油や液化石油ガス(LPG)・・新日本石油
がそれぞれ提供します。
仕組みは
新エネルギー財団がメーカーから機器を借り上げ
↓
設置・運転を事業者に委託
1台で最大2000万円を新エネルギー財団が助成。
家庭用燃料電池は、水素と酸素の化学反応で電気を作り
さらに廃熱でお湯も沸かすようになっています。
実験は、一般家庭で4年間行う予定。
省エネ快適エコライフ
こんにちは。
日立製作所が、欧州のエレクトラベルから
石炭火力発電所を3基受注した。
先日、そんな新聞記事を見ました。
受注額は、約3000億円らしいです。
欧州といえば、環境規制の厳しいところ。
なぜ?石炭火力?
ふと疑問に思いました。
欧州では、原理力発電の比率の高いフランスを除くと
主要国で石炭火力発電は、総発電量の4〜5割を占めているそうです。
石炭火力発電が主力なんですね。
その石炭火力発電も設備が古くなっているものが多く
設備更新の必要があるらしいのです。
日立製作所が選ばれた理由は
超臨界圧技術が認められたとのこと。
超臨界圧技術とは・・・
水は、摂氏100℃で沸騰します。
100℃以上にはなりません。
でも発電用ボイラーの中の圧力を、大気の220倍以上にすることで
約600℃の水蒸気を、連続して作ることが出来るらしいのです。
その技術のことが、超臨界圧技術。
超臨界圧技術は、何がいいのかというと
タービンに送る水蒸気の温度を高くすることで
発電効率が高まり、従来よりも
石炭使用料、二酸化炭素(co2)排出量が
6%もカットできるらいのです。
省エネ快適エコライフ
電気代を減らすにはまず、電気料金の仕組みを知ることが大切です。
それでは、電気料金はどのように決まるのか見ていきましょう。
関西電力編です。
従量電灯Aの場合(口座振替払い)
電気料金=(最低料金+電力量料金+燃料費調整額)−口座振替割引額
従量電灯ですがAタイプBタイプに別れます。
Aタイプは、普通ごく一般的な家庭が契約しているタイプです。
最大重要容量が6KVA(キロボルトアンペア)未満に適用。
Bタイプは、商店、事務所や飲食店など最大容量が、6KVA以上50KVA未満で適用。
最低料金ですが、最初の15kwhまでで306円60銭です。
これは、タクシーの初乗りのようなもので1kwh使っても14kwh使っても同じ306円60銭かかります。
15kwhを越して使用した場合は、超過料金がかかります。
ここで注意しなければいけないのは、たくさん電気を使えば使うほど、基本単価が高くなるということです。
普通商品をたくさん買えば、サービスといいますか、値段が安くなりますよね。
でも電気代の場合は、逆に高くなるんです。
超過料金ですが、15kwh超過120kwhまで1kwhにつき18円13銭。
120kwh超過300kwhまで1kwhにつき23円32銭。
300kwh超過分1kwhにつき24円65銭。
それでは、ここで実際に計算してみましょう。
1ヶ月400kwh使用した口座振替契約者の場合。
15kwhまで、306円60銭。
15〜120kwhまでの105kwhx18円13銭=1903円65銭。
120〜300kwhまでの180kwhx23円32銭=4197円60銭。
300kwh超過の100kwhx24円65銭=2465円。
燃料費調整額ですが、これは為替レートや原油価格などが変動した場合に3ヶ月ごとに調整する金額です。
ここでは、ないものとします。
口座振替割引金額は、52円50銭です。
306.60+1903.65+4197.60+2465−52.50=8820.35
円以下は切り捨てますので、請求金額は8820円になります。
このような計算方法を知っておくと、電気の点けっぱなしやクーラーの冷やしすぎなどは、お金や原油を溝に捨てているようなものだと気づきます。
それから関西電力では、登録しておくと過去15ヶ月の電気料金をグラフ表示してくれるサービスがあるようです。
光熱費のチェックに活用されるのもいいと思います。
関西電力のホームページは、ここです。